紙袋(手提げ袋)のオーダーメイド製造
当社のUVオフセット印刷ライン(KBA 8+2)で印刷する、小売・ギフト用の紙袋です。購入者が店から持ち帰り、そのまま手元に残すパッケージです。

基本情報
- 最小ロット(MOQ)
- 複雑な表面加工を施す紙袋で、通常500~1,000枚
- サンプル製作
- プレゼンテーションにそのまま使える品質のサンプルを、5~7営業日で製作いたします。サンプル費用は、ご承認いただいた初回の量産ご注文代金から差し引きます。
- 量産の納期
- デザインデータご承認後15~20営業日
- 日本への配送
- 関税込持込渡し(DDP):日本での輸入通関と関税・輸入消費税をお見積もり価格に含め、貴社指定の納品先までお届けします。 日本のお客様へ:納期・配送・通関(DDP)
- 生産方式
- 受注生産(OEM/ODM)
- 原産国
- 中国・江蘇省淮安市
- UVオフセット印刷(KBA 8+2)
- 紙紐・リボンの持ち手
- 箔押し・エンボス
- ベルベットPP(ソフトタッチ加工)
- FSC認証紙・古紙配合の板紙
- 底の補強(底ボール)
概要
紙袋(手提げ袋)は、購入者が店から持ち帰り、その後も何か月も繰り返し使われることの多いパッケージです。そのため、多くのブランドにとって最も費用のかからない広告になる一方で、ブランドの評判を最も早く損なうものにもなります。持ち手や底が破れた紙袋は、そのブランドが手を抜いたことを周りの誰にでも伝えてしまうからです。
Yuan Packaging(羽安包装)は、UVオフセット印刷機KBA 8+2を中心に、製袋と後加工を自動化した紙袋専用のラインを稼働させています。紙袋でUVオフセット印刷が重要なのは、インキが瞬時に硬化するためです。インキ量の多いデザインや濃色のベタでも、印刷直後から裏移りを起こさずに取り扱え、そのまま折り加工に進めます。これは、高級品の小売向け紙袋の多くが求める仕様そのものです。
紙袋が実際に破損するのは、持ち手の取り付け部分と底の構造です。そのため、どちらも紙袋に入れるものに合わせて仕様を決めます。入れる予定の最も重い品物をお知らせいただければ、紙の厚み(坪量)、持ち手の種類、底に補強用の厚紙(底ボール)が必要かどうかをご提案いたします。ボトル用の紙袋とアパレル用の紙袋は、印刷が違うだけの同じ製品ではありません。
種類から選ぶ
- 紙紐持ち手の紙袋(英語):持ち手まで紙でつくる紙袋です。実用性を重視しながら、素材選びに一貫性を持たせたい小売の企画に向いています。
- 綿紐・リボン持ち手の紙袋(英語):小売やギフトに向く、やわらかな手触りの持ち手です。後から付け足すのではなく、紙袋の仕様の一部として決めます。
- 型抜き持ち手の紙袋(英語):金具を使わない、すっきりとした持ち手です。平らにたたんだときにかさばらず、紙袋のシルエットを途切れさせたくない案件に向いています。
- ボトル・ギフトセット用の紙袋(英語):中に入れるボトルやギフトセットから逆算して設計するため、紙袋と製品を一つのセットとして見せられます。
紙袋の種類と持ち手
紙紐の持ち手
小売用紙袋の定番の持ち手で、素材はすべて紙です。紙袋全体を紙だけの単一素材としてリサイクルに回す必要がある場合に、通常はこの持ち手を選びます。
綿紐・リボンの持ち手
手触りがやわらかく、高級品の小売やギフトに向いています。紐の端を結び目で留める方法と、ハトメの裏に補強紙を当てる方法があります。
型抜きの持ち手
補強した口折り部分に、持ち手の穴を直接抜きます。金具も取り付けの工程も不要で、平らにたたんだときもすっきりとした形に収まります。
高級品の小売向け紙袋
厚手の板紙に、マットPPまたはベルベットPP、箔押しのアクセントを組み合わせ、捨てられるのではなく、手元に残してもらえる紙袋に仕上げます。
クラフト紙・ナチュラル系の紙袋
非塗工のクラフト紙に、1色または2色で印刷します。光沢で飾るより、素材そのものの質感を打ち出したいブランドに向いています。
ボトル・ギフトセット用の紙袋
幅が狭く縦に深い紙袋で、底を補強し、ボトル1本または2本、あるいは貼り箱(ギフトボックス)に合わせたサイズで製作します。
製作例
選べる板紙・素材
片面コート板紙(C1S)
印刷する面だけを塗工し、裏面は塗工していない板紙です。
化粧箱(組箱)や貼り箱の化粧紙に使う、標準的な板紙です。塗工の費用がかかるのは印刷する面だけなので、内側が見えない場合には経済的な選択です。
白クラフト紙(晒クラフト)
塗工していない、強度の高い白色の紙で、表面に自然な風合いがあります。
光沢による華やかさではなく、飾らない素直な印象を与え、1色または2色の特色印刷がよく映えます。素材に関する方針がある場合は、古紙配合やFSC認証のグレードもご用意できます。
茶クラフト紙(未晒クラフト)
漂白していない茶色の紙で、古紙配合の紙として標準的な素材です。
当社が常備している素材のなかで、最も加工度の低い紙です。茶色の地はその上に刷るすべてのインキの色味を変えるため、色校正は白い紙ではなく、実際に使う紙で行う必要があります。
型押し紙・フェルト調の紙
布目(リネン)、簀の目(レイド)、フェルト調の表面をもつ紙です。
表面加工を追加しなくても、手触りで個性を出せます。凹凸のある紙では印刷がやわらかく乗るため、細かい図柄や写真はシャープさが落ちます。そのため、画像よりも文字や空押しに向いています。
選べる表面加工
箔押し(ホットスタンプ)
加熱した金型で金属箔を転写し、印刷に見当を合わせて加工します。
金箔、銀箔、銅箔、カラー箔に対応しています。化粧紙を貼る前、成形する前の平らな状態で加工するため、曲面ではなく平らなシートの上で見当を管理できます。
エンボス(浮き出し)
裏側から型で押し、表面に凸状の模様を浮き上がらせる加工です。
箔押しに見当を合わせて重ねると、立体的な金属調のマークになります。加工の順序が重要で、箔押しの後にエンボスを行うのが標準です。順序を逆にすると箔の表面が傷みます。
ベルベットPP(ソフトタッチ加工)
印刷面に、ベルベットのような手触りのマットフィルムを貼り合わせる加工です。
見た目よりも手触りを大きく変える加工で、濃い色のデザインでは指紋を目立ちにくくします。高級な蒸留酒やスキンケア製品のご注文で、当社が最も多くご要望をいただく加工です。
型抜き
自由な形状、窓、くり抜きに対応する加工です。
窓、異形のフタ、持ち手の穴、ラベルの外形などを抜きます。窓は、中身の保護が必要かどうかに応じて、開けたままにするか、透明フィルムを貼る(窓貼り)かを選べます。
素材
アート紙
フルカラー印刷の小売用紙袋に使う標準の用紙です。表面がなめらかで色を正確に再現でき、PP貼り(マットPP/グロスPP)や箔押しもきれいに仕上がります。
クラフト紙
茶クラフト紙または白クラフト紙で、自然な風合いがあって破れにくく、通常は1色または2色で印刷します。
特殊紙・風合いのある紙
フェルトマークやエンボス柄の紙です。紙袋まで含めて製品の印象が決まる、高級品の小売に向いています。
FSC認証紙・古紙配合の板紙
FSC認証紙または古紙配合の用紙に、水性インキを組み合わせます。素材の調達方針を定めている企画に向いています。
持ち手の素材
紙紐、綿紐、リボンからお選びいただけます。補強紙は、入れる品物の重さに合わせて仕様を決めます。
底の補強(底ボール)
底に厚紙を入れて補強します。ボトル、箱入りの商品、角のあるものを入れる紙袋に使います。
印刷・表面加工
UVオフセット印刷
KBA 8+2のラインではインキが瞬時に硬化するため、ベタの多いデザインや濃色の地も、裏移りを起こさずに折り加工できます。
マットPP・ベルベットPP
手触りが変わるだけでなく、濃い色のデザインを、取り扱いや輸送の際のこすれ傷から守ります。
箔押し
ブランドマークを金属調に仕上げます。マットな下地や風合いのある紙の上に、小さなアクセントとして入れると最も引き立ちます。
エンボス(浮き出し)・デボス(型押し)
袋の面や底の折り部分に、凹凸の模様をつける加工です。高級品の小売向け紙袋では、箔押しと組み合わせることがよくあります。
部分UV
デザインの一部だけに光沢のあるUVニスをのせ、マットPPを貼った面とのコントラストを出します。
窓抜き・型抜き
袋の口の形を変えたり、窓を抜いたり、輪郭を型抜きしたりして、紙袋そのものの形でブランドのシルエットを表現します。
ご指定いただける仕様
- 中に入れる製品、箱、ボトルに合わせた寸法
- 入れる品物の重さに合わせた、紙の種類と坪量
- 持ち手の種類、色、長さ、取り付け方法
- 底の補強とマチ幅
- 印刷(CMYKに加え、Pantone指定の特色)
- 表面加工の組み合わせ:PP貼り、箔押し、エンボス、部分UV
- FSC認証紙または古紙配合の用紙と、水性インキ
仕様
| 最小ロット(MOQ) | 複雑な表面加工を施す紙袋で、通常500~1,000枚 |
|---|---|
| 量産の納期 | デザインデータご承認後15~20営業日 |
| 印刷 | KBA 8+2(UVオフセット印刷機)。製袋・後加工は自動化ラインで対応 |
この仕様に共通する条件
- サンプル製作
- プレゼンテーションにそのまま使える品質のサンプルを、5~7営業日で製作いたします。サンプル費用は、ご承認いただいた初回の量産ご注文代金から差し引きます。
- 色合わせ
- ご選択の印刷方式で対応可能な場合は、Pantoneの色番号や現物の色見本をもとに色を合わせます。色の確認・承認の方法は、印刷する素材、入稿データ、印刷方式によって異なります。
- 認証
- ISO 9001、ISO 14001:2015、ISO 45001、中国環境ラベル(十環マーク)を取得しています。ISO 22000は、対象となる食品接触用途のご注文に適用されます。
- サステナビリティ対応
- ご選択の構造で対応可能な場合は、FSC認証紙または古紙配合の紙・板紙、水性インキ・水性接着剤、紙素材の内装材をご用意しております。
価格を決める要素
紙袋の価格を大きく左右するのは、印刷よりも持ち手と底の構造です。ボトルに合わせたサイズの紙紐持ち手の紙袋と、平たいアパレル用の紙袋は別の製品であり、両者の費用の差を生むのは、デザインではなく補強です。
数量
印刷費用の大半は、刷版や抜型の用意、印刷機の調整、最初の良品が刷り上がるまでの準備にかかります。ロットを倍にしても価格が倍になることはまれなので、同じお見積もりで二、三通りの数量をご依頼いただくことをおすすめします。
構造
貼り箱は、芯材を成形して化粧紙を貼り、多くは手作業で組み立てます。化粧箱(組箱)は、型抜きと糊付けを一度の工程で仕上げます。ほかの条件が同じ二つのパッケージを比べると、価格の差が最も大きく出るのは通常この構造です。
素材
板紙のグレードと化粧紙の種類です。特殊紙や型押し紙は枚単価が上がりますが、表面加工の工程を一つ省けることがあり、同じ仕上がりをより安く実現できる場合もあります。
加工工程の数
箔押し、エンボス、部分UV、PP貼りは、それぞれ別の工程として機械に通します。加工を二つにすれば費用はおよそ倍になるため、どの加工が費用に見合うかを見極めることが大切です。
型代
抜型やエンボス用・箔押し用の金型の費用は、初回のご注文時のみご負担いただき、リピートの際は同じ型を再利用します。承認済みの仕様のリピート生産は、初回よりも大幅に割安になります。
デザイン・入稿データ
入稿データのチェックから、寸法入りの展開図や完全データの作成、シリーズ全体のコンセプト提案まで、実際に製造する工場が担当します。
用途
高級品・ファッションの小売
PP貼り、箔押し、リボンの持ち手を備えた店頭用の紙袋を、アクセサリー用からアパレル用まで、さまざまなサイズで製作します。
化粧品・フレグランス
店頭カウンター用や購入特典用の紙袋を、中に入れる化粧箱(組箱・トムソン箱)と同じ色基準で製造します。
酒類・ワイン
底を補強したボトル用の紙袋です。1本用と2本用があり、ギフトボックスの企画に合わせて製作します。
イベント・法人
カンファレンス、新製品の発表会、法人ギフト用の紙袋です。通常は比較的小ロットで、納期の短い案件です。
製造工程
入れる品物と寸法の確認
紙袋に何を入れ、それがどのくらいの重さかによって、紙の坪量、持ち手の種類、底の構造が決まります。
展開図・入稿データ
袋の面、マチ、折り代を示した展開図をお渡しし、製袋後にデザインが正しい位置に来るようにします。
サンプル製作
5~7営業日で、実際に製袋したサンプルを製作します。持ち手の手触りや、折った後の印刷の見え方をご確認ください。
UVオフセット印刷
KBA 8+2で印刷を行い、Pantone指定の特色は、お客様からお送りいただいた実物の色見本に合わせます。
PP貼り・表面加工
用紙の型抜きと罫線入れの前に、PP貼り、箔押し、エンボス、部分UVを施します。
製袋・持ち手の取り付け
自動で製袋と糊付けを行い、底ボールを入れてから、持ち手を取り付けて補強します。
出荷前検品・輸出梱包
ご承認いただいたサンプルと照らし合わせて、持ち手の引っ張り検査と外観の検品を行い、コンテナに効率よく積めるよう平らにたたんで梱包します。
Yuan Packagingを選ぶ理由
- 紙袋専用のUVオフセット印刷ライン(KBA 8+2)を備え、インキが瞬時に硬化するため、ベタの多いデザインや濃色の地もきれいに仕上がります
- 持ち手と底の構造は、決まった型を当てはめるのではなく、入れるものの重さに合わせて仕様を決めます
- 紙だけの単一素材の仕様:FSC認証紙または古紙配合の板紙、水性インキ、紙紐の持ち手を組み合わせます
- 紙袋、化粧箱、貼り箱を一つの工場で製造するため、小売向けの企画全体で統一した色基準を保てます
よくあるご質問
紙袋の最小ロットはどのくらいですか?
複雑な表面加工を施す紙袋の場合、通常500~1,000枚です。1色または2色のシンプルなクラフト紙袋は、費用の大半が材料費ではなく生産前の準備にかかるため、数量が多いほど割安になります。
紙袋の持ち手は、どの種類を選べばよいですか?
紙紐は、紙袋全体を紙だけの単一素材にできる、小売の定番の持ち手です。綿紐やリボンは、よりやわらかく高級感のある手触りになります。型抜きの持ち手は取り付けの工程がまったくなく、平らにたたんだときに最もかさばりません。決め手は重さですので、紙袋に入れる最も重い品物をお知らせください。
紙袋を、ギフトボックスや化粧箱とそろえて製作できますか?
はい。貼り箱、化粧箱、ラベル、紙袋はいずれも当社の工場で製造しているため、企画全体を、同じPantoneの色見本と、ご承認いただいた同じサンプル一式を基準に管理できます。3社の発注先がそれぞれ別々にブランドカラーを解釈することはありません。
単一素材でリサイクルしやすい紙袋や、FSC認証紙の紙袋に対応していますか?
はい。FSC認証紙または古紙配合の板紙に、水性インキと紙紐の持ち手を組み合わせれば、紙だけの単一素材の紙袋になります。当社はISO 14001:2015の認証を取得しており、CECによる中国環境ラベル(十環マーク)の認証を受けた製品もご用意しております。
入稿データはどのように用意すればよいですか?
当社の展開図をもとに、ベクター形式のデータで作成してください。フォントはアウトライン化し、塗り足しを3mm付け、箔押し、エンボス、部分UVはそれぞれ別のレイヤーに分けてご入稿ください。折り線は、平面の校正紙で自然に見える位置ではなく、展開図で指定した位置に入ります。折り線をまたぐデザインは、製袋したサンプルでご確認ください。
関連コラム
関連製品
お見積もりに必要な情報
- 対象となる製品と、ご希望の形状
- サイズ(縦×横×高さ)と、それが内寸か外寸か
- 数量(単価を比較したい場合は二、三通りの数量)
- 素材・表面加工のご希望、または目指す仕上がりのイメージ
- 入稿データの状況:完全データあり、ラフ案あり、未作成のいずれか
- 納品希望日
- お届け先の国
未定の項目があっても問題ございません。わかる範囲でお送りいただければ、残りは当社から確認させていただきます。